タラバガニはかにじゃない
北海道で食べられる一番大きなカニと言えば、タラバガニです。大きなサイズだと4.0kg以上もあります。
蟹の王様と言われ、お取り寄せでも大人気のタラバガニですが、「タラバガニはかにじゃない」ということをご存知の方も多いかもしれません。
タラバガニは生物学的にはヤドカリの仲間で、足の本数も毛蟹やズワイガニよりも片側1本ずつ少なく、片側で足3本とハサミ1つとなります。ズワイガニなど他のカニよりも足が太く、プリッとした食感が魅力的で、タラバガニの食べ方には様々なレシピのバリエーションが楽しめます。
タラバガニのレシピ
もっともシンプルなのが「ボイル」です。多くのお取り寄せ品はすでに「浜茹で」「ボイル」されていますので、チルド製品ならそのまま、冷凍製品なら解凍して、すぐにそのままポン酢、レモン、マヨネーズでお召し上がりになったり、サラダのメーン食材にするのもいいでしょう。
焼きタラバガニも魅力です。カニ足の殻を半分切り取って、殻がある側を下にして網焼きするだけ。味付けは何も要りません。オーブン、グリルで焼く場合は、アルミホイルで包んでください。
足の身がきれいに取れるタラバガニは、しゃぶしゃぶや天ぷらにも最適です。シャブシャブには「 たらばがにしゃぶ」という商品をご用意しておりますが、すでに茹でられているタラバガニを鍋に利用する場合、サッとくぐらせるだけ、それ以上はなるべく火を加えないのがおいしく召し上がるコツです。天ぷらは衣を薄くして高温で短時間に、鍋は殻をつけたままなるべく食べる直前に入れるようにしてください。足1本丸々を一気に口に入れて、歯で中骨(筋)から身をこそぎ取った瞬間の至福の気持ちは、言葉では言い表せない感動です。
雌のタラバガニには、稀に 外子、 内子が入っています。ボイルされたタラバガニなら、そのままポン酢につけてお召し上がりください。贅沢な酒の肴になります。活でご購入されたものでしたら、塩水で洗った後に水気をしっかりと切り、しょう油漬けにするのがオススメです。